2017/2/3付
伊シチリア島のシラクサには観光名所となった「ディオニュシオスの耳」がある。大きな耳の形をした入り口と60メートル以上の奧行きをもつ洞窟で、音の響きが良いことで知られる。ディオニュシオスは紀(jì)元前4世紀(jì)の僭主(せんしゅ)(獨(dú)裁者)である
【在伊西西里島的敘拉古有個(gè)著名的觀光勝地,名為“狄奧尼西奧斯之耳”,進(jìn)入巨大的耳朵的入口是一個(gè)進(jìn)深有60米以上的洞,回聲效果很好。狄奧尼西奧斯是公元前四世紀(jì)的帝王?!?/p>
▲言い伝えによれば、彼はこの洞窟に政治犯を収容した。実はそこでの會(huì)話を盜み聞きできるようにした部屋を造り、囚人たちの話から情報(bào)を集めていたのだ。この故事から監(jiān)視されている人々に知られないように行われる監(jiān)視は「ディオニュシオスの耳」と呼ばれる
【傳說他在這個(gè)洞里收容政治犯,實(shí)際上是在這附近建造能竊聽到談話的屋子,以便從囚犯那里收集到情報(bào)。這個(gè)故事是為了不讓被監(jiān)視的人所知所以才起名為“狄奧尼西奧斯之耳”】
▲こちらも監(jiān)視されていたことを最後まで相手に知らせぬようにし、監(jiān)視していた事実すら記録にとどめないよう求めていた。容疑者の車などにGPS(全地球測位システム)発信器をつけて動(dòng)きを追跡する捜査をめぐり、警察庁が全國の警察に行っていた通達(dá)である
【為了始終不讓敵人知道被監(jiān)視的事情,這里也沒有留下(任何)關(guān)于監(jiān)聽到的事情的記錄。警局通知了全國的警察,在嫌疑人的車?yán)锇惭bGPS(全球定位系統(tǒng))發(fā)信器以便追蹤搜查。】
▲警察庁はGPS捜査への犯人側(cè)の対抗措置を防ぐためと説明しているが、これでは裁判所や弁護(hù)人が捜査や情報(bào)収集が適正に行われていたかどうかチェックできない。痕跡を殘さない監(jiān)視をいかなる制限も受けずに行えるならば、古代シラクサの獨(dú)裁者と変わらない
【警局做了為防止罪犯針對GPS搜查而(采取的)對抗措施的說明,但是審判處和律師對進(jìn)行搜查和信息這種行為是否得當(dāng)無法做出判斷。(在)沒有殘留(任何)痕跡(的情況下)如何進(jìn)行監(jiān)視如果不受限制的話,不就變成古代時(shí)候的獨(dú)裁者了嗎。】
▲GPS捜査については令狀が必要だという弁護(hù)側(cè)の訴えから裁判で爭われるケースが相次ぎ、この春にも最高裁の判斷が出る。日弁連からは利用法を法律で定めるべきだとの意見も出ている。神のように人を監(jiān)視する者は自らが監(jiān)視されることも受け入れるべきだろう
【(發(fā)布)GPS搜查的令狀是很必要的,律師團(tuán)的訴訟在審判中的爭論不相上下,將于今年春季發(fā)表最高判決。日本律師聯(lián)合制定利用法,這是在法律中應(yīng)該制定的條款。監(jiān)視者自身也應(yīng)該接受像神靈一般的存在的人的監(jiān)視?!?/p>
▲ディオニュシオスは苛酷(かこく)な法を小さな板に書き、読めぬほど高いさおの先に掲げた「懸(けん)柱(ちゅう)の法」でも悪名高い。法の執(zhí)行に秘密をはびこらせてはなるまい。
【狄奧尼斯奧斯把嚴(yán)苛的法令寫在小小的石板上,將其懸掛在讀不到的高處,名為“懸柱法”,因此臭名昭著。在法令的執(zhí)行中不可避免的使得秘密蔓延。】