漢字仮名混じり文であればこそ 翻訳者として、ぼくはたいへんに漢字と漢語のお世話になっています。そういう例は枚挙に遑がないのですが、憶良さんの話をしたときに言及したジェイムズ‘...
漢字仮名混じり文であればこそ 翻訳者として、ぼくはたいへんに漢字と漢語のお世話になっています。そういう例は枚挙に遑がないのですが、憶良さんの話をしたときに言及したジェイムズ‘...
躾――この文字は一目、身のこなしが美しく、そして美しい文字ではありませんか。 聢と――耳で定かに聞く。 軈て――身が応(應(yīng))しる。 毟る――少+毛ですからわかりやすい。 啌―...
ほかにもいろいろあります。 凧。布巾とか雑巾とかがあったのですが、今はティッシュペーパー、それも略してティッシュになった。頭巾や巾著も、ぼくは言葉では知っていても実際には使っ...
そうそう、もう一つ、言い忘れていました。 日本語は漢字に倣って文字を作りました。國字と呼ばれます。 最近、出番の多い國字は「込」でしょう。振り込め詐欺に一役買っているみたいで...
良識はフランス語のボンサンス bon sensーー良き感覚という意味ですーーそれを翻訳した。新語をこしらえたのですね。 常識という言葉も同じように、英語のコマンセンス com...
Monjixaモンジシャ(文字者)すなわち、monjixa xitta mono.(文字を知つた者)日本の文字を熟知したいる人?!喊钤U日葡辭書』(巖波書店) 日本語が文字者と...
『漢語外來詞詞典』――日本語として読めば『漢語外來辭辭典』でしょうーーという中國の外來語辭典には、すでに中國語として定著した和製漢語が九百語近く収録されています。その中には、...
「文字者」作の和製漢語 ちょっと話が脫線しましたか? そうなのです、その脫線です。 右の七行の文章で使った、後ろから順にーー脫線、自費(fèi)、時間、自習(xí)、自慢、獨(dú)創(chuàng)、自體、獨(dú)特、定...
「出でば」を「山上複有者」――ここは「山上複有者(さんじょうまたやまあれば)」としてくれたほうが利用者に親切でしょう。つまり、「山上複有山(さんじょうまたやまあり)」は山の上...
萬葉集仮名という翻訳 この「運(yùn)命的な事件」によってぞくぞくと生まれていく文字表記が、すまわち「萬葉仮名」です。萬葉集以前にも以後にも用いられていますが、とくに萬葉集に著しいの...
いわゆる、訓(xùn)み下しです。日本語流の読み方です?!刚摺工浮胜椁小工我馕钉鞘工铯欷皮い毪长趣蚪庹iして「者」と読んだ。こうした下地があればこそ、萬葉集の見者、古思者、人在者、待...
伍奢有一子不殺者為楚國患 紀(jì)元前九一年頃に成立したというわれる中國の『史記』、なかでもとくにポピュラーなドラマ、伍子胥列伝第六ーー「何とも壯烈な話である。始めから終わりまでが...
今の日本人は「見者」あるいは「見者」をみればケンじゃと読むでしょう。多少なりとも外國文學(xué)をかじった人なら、フランスの詩人ランボーの『見者の手紙』を思い起す。そして「者」でも「...
そこへ、そうですね……sneachtaという文字が入ってきた。 ーーなんじゃい、これは? と、日本語は首を傾げます。ほかにもたくさん同じような文字がいっしょにぞろぞろ入ってく...
たとえば、愛ではなく愛、馬でなく馬、門でなく門。ほかにも氣(気)、奪(奪)、貝(貝)、長(長)、飛(飛)、魚(魚)、鳥(鳥)、農(nóng)(農(nóng))、熱(熱)、歷(歴および暦)、藝術(shù)(蕓術(shù)...
ただしこれは原則として「通行の字體」、いわゆる新字體を用いたもので、さらに原文があります。 田兒之浦従打出而見者眞白衣不盡能高嶺尒雪波零家留 雪ではなく雪。本字を?として収録...
もちろん、おふざけの珍説です。ただ、ここでこの人の名を引いたのは、一度お世話になったことがあるからです。ジェイムズ‘?ジョイス『ユリシーズ』の翻訳で、この人が使っている「犬じ...
莫囂圓隣之大相七兄爪湯氣 百二十通りもの読み方があるそうです。もちろん、ぼくには読めません。 だからぼくのような門外漢は、萬葉集について話すと赤恥をかくことになりかねない。実...